通りの反対側には、太平洋と真鶴半島。

『鈴廣かまぼこ 江の浦店』で買い物&トイレ休憩した後は、江之浦海水浴場向かい側の急な階段を上り、『麦焼処 麦踏』に向かいます。

東海道線の踏切を渡った先の急勾配の坂にはみかん畑が広がり、みかんを運ぶトロッコも遠くに見えました。

そうこうするうちに、バス停『天正庵跡』前のお店に到着。

天正庵跡は、豊臣秀吉や千利休が徳川家康や織田信雄などをもてなした庵があった場所だそうです。

古民家風の店内には、土足で上がれます。

カフェスペースや直売所風なスペースを抜けた奥で、パンが販売されていました。

平日でお客さんがいなかったこともあり、許可を得て、ショーケースをパチリ。

店主さんは『麦師』の後、『麦神』にいて、こちらのお店を開かれたそうです。

こちらのパンは、神奈川県内で栽培される『湘南小麦』や『ユメカオリ』、『きんたろう小麦』などを使い、平塚の『ミルパワージャパン』で精麦し、お店で石臼で製粉されているそうです。

『足柄麦神 麦師』のホームページを見るまで知らなかったのですが、『ミルパワージャパン』の近くを自転車で頻繁に通っていました。

後日、グーグルマップでチェックして『ミルパワージャパン』の前を通ってみたのですが、中は見えませんでした。(門は開いていたようなので、精麦はしていたのかもしれません)

パンはテイクアウトして、自宅に持ち帰りました。

小田原市の自然養鶏場『春夏秋冬』の卵と『オラッチェノンホモ牛乳』、バターを使ったパンオレ生地の『あんパン』は、こしあんとつぶあんの2種類。

まず、こしあんを実食。

あんパンといえば、皮が薄いイメージですが、パンの皮が層になっていて、フランスパンではないのですがフランスっぽい洋風な感じでした。

つぶあんは、持った感じどっしりしていて、周りはクリームパンの皮のような感じもしました。

ほかに購入したのは、鈴廣の百年ちくわとカマンベールチーズ、海苔を使った『百年ちくわーる』。

こちらは、かみごたえたっぷりのちくわに、空気の層たっぷりでフカフカのパン、チーズがベストマッチでした。

フランスパン生地に、黒ごまパウダーと粒の黒ごまを練り込んだ『ごままみれ』は、塩分控えめで食が進みます。

これ1つでも結構なボリュームなのに、運動したので、すべてを一気に完食してしまいました。

地産地消で、環境にも体にも良さそうなパンで、また食べたくなりました。

近くには、事前予約制のアート施設『江之浦測候所』もあるので、あわせて訪れるのも良いでしょう。

『江之浦測候所』に行くならば、無料の送迎バスも利用できますよ。

週末にいくならば、パンが売り切れるかもしれないので、お取り置きアプリ【sacre(サクリ)】で予約したほうが良いかもしれません。