いざ堀切菖蒲園へ
途中、なつかしさ溢れる出立ちの個人商店の多さに目を奪われたり、大きな七福様方にご挨拶し、色とりどりの紫陽花を愛でたりしつつ、駅から徒歩約10分。堀切菖蒲園に無事到着。
途中途中に目印の看板が立っていたため、方向音痴の私でも、道に迷うことはありませんでした(カメラを首からさげた、団体さんの後ろをついて行ったこともありますが)。
見頃(今年は6月第一土曜)に行ったので、混んでいました。お天気に恵まれたためか、花々がツヤツヤと輝きを放っていて、極楽浄土があったなら、こんな風に花が咲き乱れているのだろうか…などとぼんやり考えてみたり。
歌川広重の「名所江戸百景」
江戸時代末期から続く庭園と聞いて、今年の大河「べらぼう」を毎週楽しみにしている事もあり、蔦重や歌麿も、菖蒲の花を愛でていたんじゃないかと、妄想してみたり。
絵師である「写楽」の名を付けられた花も発見。後日調べてみてみると、蔦重がプロデュースしていた絵師、歌川広重の「名所江戸百景」に、堀切の菖蒲が描かれていることを知りました。
菖蒲とあやめの違い
両親が毎年、こどもの日に菖蒲湯(菖蒲の葉を湯船に浮かべて薬効を得る風習)を沸かしてくれていたのですが、私が入っていたのは、厳密にはあやめ湯だったようです。違いがよくわかってなかったなぁ(調べてイラストにかきおこしてみました)。
そういえば季節の行事や、植物の持つ美しさを、年々じんわりと噛みしめることができるようになってきた気がします。歳を重ねていくと諸々スローペースになるぶん、なにか「幸せ」のようなものを、受け取る力が増すのかもしれません。
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堀切菖蒲園
住所 : 〒124-0006東京都葛飾区堀切2-19-1
公式サイト : https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006888.html



