お世話になっている知人が妊娠したということでその出産の無事を願って水天宮に行って参りました。せっかくですのでついでにすぐそばの甘酒横丁で軽~くお買い物がてらの散歩です。
まずは水天宮前でお詣り。水天宮は東京では安産祈願の神社として古くから有名です。現在の水天宮は超モダン。
一見すると、
「え、どこにお社があるの……?」
と戸惑ってしまいます。
コンクリートのビルに四方を囲まれ、中庭のようなスペースに本殿が建っています。この日も多くのご夫婦や新婚さんらしき方々がたくさんいらっしゃいました。伝統は今もしっかりと息づいています。
お詣りを終えたら隣のブロックの甘酒横丁へ歩きます。2分程度でしょうか。からくり時計を過ぎればすぐ右手が横丁の入口です。
入口すぐそばには人形焼きで有名な「板倉屋」さん。こちらの人形焼きは七福神様の顔を模した型が売りです。注文してから30分程度かかるので散歩前に注文して受取りに来る時間を伝えて散歩帰りに立ち寄るといいかもしれません。
甘酒横丁自体は距離にしてわずか300m程度。歩いて4,5分くらい。しかしその間に数多くの由緒あるお店が点在しています。
一例を挙げますと、
小説『新参者』のモデルにもなった手焼き煎餅「草加屋」さん。
東京の鯛焼き御三家とも言われる「柳屋」さん。
東京風すき焼きの代表格「今半」さん。
などなど枚挙にいとまがありません。
「さあ、何を食べていこうかなー」
「何を買って帰ろうかなぁ」
と目移りして優柔不断な私はなかなか決めることができません。
周辺には明治から昭和にかけての趣や風情を残す建物がいくつもあり、舌だけでなく目でも楽しむことができます。
仕方がないのでお土産を2つ買って帰りました。
おやつ用に板倉屋さんの人形焼き。
その日の晩ご飯として志乃多寿司。
どちらも美味しく頂きました。ごちそうさまでした!
(2025年7月11日 上町嵩広)