今はお酒は飲まないのですが、以前飲んでいた時代は、一ノ蔵の『すず音』という名前の発泡日本酒が好きで、酒屋や仙台駅のお土産コーナーなどで何度か購入したこともあります。

こちらのお店は、店名の通り、宮城県の酒蔵『一ノ蔵』のお酒が充実しているようで、『すず音』もメニューに含まれているようです。

わたしは割といける口でしたが、お酒が苦手な方もアルコール度数が5度と低めなので、意外と飲めそうな気がします。

ふだんビールなどのお酒を飲んでいる方も、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

このお店を過ぎると、すぐ右手に見えてくるのが『音楽通り』です。

『音楽通り』を抜け、紅葉坂を上れば『神奈川県立音楽堂』に到着します。音楽堂の公演帰りに駅までそぞろ歩く人々の歌声が響いたことが、『音楽通り』の名前の由来だそうです。

高校3年の夏休みは、この通りを通り、『神奈川県立図書館』の自習室に通い詰めました。家だとテレビなどを見てだらけてしまうのですが、受験生だらけの環境はとても集中できたのを今でも思い出します。

『音楽通り』に入ってすぐ右手にある『コテイベーカリー』。(なぜかずっとコティベーカリーと勘違いしていました)

前からシベリアには興味があったのですが、ボリュームありそうで、お店に入る勇気がありませんでした。

今回初めて購入してみました。

見た目はボリュームたっぷりですが、スポンジケーキのようにふわふわの甘さ控えめカステラに、水ようかんのようにさっぱりした羊かんがはさまれていて、意外と軽い。

飽きがこない味なので、ペロリとたいらげてしまいました。

今まで食べたシベリアの概念が覆される味でした。

『コティベーカリー』からしばらく歩くと、左手に見えてくるのは『本町小学校』。

ここは、高島町の名前の由来となった高島嘉右衛門により、明治5年(1872年)に日本初のガス工場が完成した場所です。

同じ年、ガス灯が馬車道や本町通り周辺で初めて灯りました。

『本町小学校』のシャッターの奥には、今もガス灯と『日本ガス事業発祥の地』の記念碑が建てられています。

『本町小学校』から少し先にあるのは、『横浜キリスト教書店』。

高校時代、石川町にあるキリスト教系の高校に通っていたのですが、今回初めて中に入ってみました。

外から見るとあまり広くないイメージでしたが、天井に届きそうな本棚にも平台にも本がぎっしり。

入口付近では、ポストカードも販売されていました。絵本も販売されているようです。

『音楽通り』が紅葉坂に突き当たる角では、イギリスのパブを思わせる外観の『HIGHBURY -THE CAVE OF BEER-』を発見。

2025年6月2日に、オープン1周年を迎えるお店だそうです。


参考資料:横浜・紅葉ヶ丘まいらん さんぽマップ
    『横浜ことはじめ』 かもめ文庫28