▲玉田多紀さん 「絶滅危惧種の物語」 2015-2023年 ウッドワン美術館蔵
古紙ダンボールを使った立体作品は、迫力とともに繊細さも感じさせます。作品の一部に携われるワークがあったり、実際に触れたりできる作品も。
▲(左)鈴木初音さん 「花と貝と」 2022年 佐藤美術館蔵
ご自身が育てた植物や自然の素材を用いて制作しているそう。作品を観ていると、自然を目の前にしたときのように不思議とやさしい気持ちになります。鈴木さんの雰囲気そのもの!
▲(右)永沢碧衣さん「解ける者」 2021年
秋田で狩猟・マタギ文化に関わっている永沢さん。そのエピソードを知ると、作品から動物や自然の生命力、荘厳さ、美しさ、強さ…圧倒的なエネルギーを感じます。
▲帆刈晴日さん「yarn -color wheel-」(部分) 2025年
ご自身が手がけた日本画を新たな作品にアップサイクル。じっと観ると日本画らしいディティールがしっかりと感じられ、新鮮な鑑賞体験でした。
▲水田典寿さん(奥)「牡鹿」、(手前)「夢」 いずれも2024年 ⓒNorihisa Mizuta
海からの漂着物や廃棄された家具などから製作した立体作品たち。素材からインスピレーションを受けてアイデアを紡ぐことが多いそうで、視点の意外性や発想のおもしろさに驚きます。
▲宮川達也さん「Circle」 2003年 宮川達也ギャラリー蔵
板材として使われなかった木々を用いた彫刻作品がずらり。それぞれに異なる表情があり、元の木の姿を想像してしまいます。スタイリッシュでありながら、木材ならではのあたたかみを感じます。
それぞれ取り扱うテーマや素材、表現方法は違うのに、まさに「いのちを織りなす」というテーマに帰結します。自然との関係、いのちの考え方や扱い方…私たちが古くから大切にしてきたことを、あらためて考えるとても素敵な機会になると思います。そしてこのテーマの展覧会が、東京で開催されることにも意味があると思わずにいられません。
会場にはもっとたくさんの作品があるので、ぜひ足を運んでみてください🐻⛰️
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Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-
2025年4月26日(土)~2025年7月6日(日)
@WHAT MUSEUM
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