外観は手入れされた花がやさしく迎えてくれる、なんだか友だちの家に遊びにきたような雰囲気。こんな家のお母さんは、きっとおいしいおやつを用意してくれるに違いあるまい、そんなウキウキ妄想を抱きつつドアをオープン!
すると、とても明るくて広々としているのに落ち着く雰囲気のカフェでした。
まだ10時半過ぎだというのに、すでに先客がいらっしゃり、飲み物を飲みながらお菓子的なものを召し上がっておられました。
なにやらそれは、おやつセットといって、飲み物とちょっとしたクッキーや焼き菓子やおせんべいなどがセットになったセットのよう。
いわゆるカフェのようなメニューではなくて、どこかから取り寄せたお菓子と飲み物をセットにしており、まさに友だちの家に遊びに来た感覚。

まだ朝ごはんを食べていなかったので、まずは何かモーニング的なものはないかな~とメニューをみたところ、「デニッシュ卵サンド」なるセットがあり注文いたしました。

運ばれてきたボリューム満点なヴィジュアルなデニッシュサンドには、付け合わせにポテトチップスとレタスと赤キャベツの酢漬け?とジャムがトッピングされたヨーグルトのワンプレート。これに飲み物がセットで900円。
デニッシュサンドはどんなかんじなのだろう?とワクワク口に運んだところ、くどくないのにコクのあるデニッシュパンに、やさしい味わいのたまごがタップリと入っている。
「朝から落ち着くなぁぁ」「まるで、料理上手なステキお母さんのいる友だちの家に泊まった次の日のブランチのようだ」そんなふうに思いを馳せながら、無心にデニッシュたまごサンドを頬張りました。
セットで頼んだアイスティーも、スッキリしつつとてもやさしい味わいです。

無心でフガフガ頬張っているうちに、次々とお客さんが入ってきて、ズンズン2階に上がっていかれる方も。

2階は広々としたつくりで、お客さまが居て写真は遠慮したのですが、右手スペースにはピアノが置いてあり、丸テーブルがいくつかあってゆったり。テラス席もありました。
2階は貸し切りもできるとのことです。

席に戻るとまたもやお客さまが増えており、ご近所の方々が思い思いにくつろがれているご様子。
またしても「おやつセット」なるものを注文しているようなのですが、このおやつセットとは、池袋やこの界隈の数か所の福祉作業所でつくられているクッキーやパウンドケーキと、店主が気に入られた埼玉県にあるおせんべいやさんのおせんべいなどを好きに選んで飲み物といただくセットメニューとのこと。

私は駒込福祉作業所・就労移行支援事業所イケホンのSOMEI VILLAGEのクッキーがえらく気にいりました。
こちらのクッキーは、オートミールがタップリ入っていて、バターの良い風味と香ばしさが何ともいえません。
トッピングは、オレンジ、ホワイトチョコとクランベリー、くるみレーズン、チョコチップと種類があって、ギフトも販売されていました。
のですが、なんとも残念なことに、SOMEI VILLAGEのクッキーは在庫限りで終了とのこと。
製造元の就労移行支援事業所イケホンが閉所されてしまうのだとか。
復活を望んで止みません!!

明るくて広々としていて落ち着く店内と、とても気さくで心地よいお店の方々と、やさしくて安心する軽食やおやつセットは、お休みの日の朝にぴったりでした。

店を出て気づいたのですが、すぐ近くには「ときわ荘ミュージアム」があるもよう。
ひとまず目的地の哲学堂へ向かうとして、こんどはゆっくりとこの界隈の散策と、散策後にはこちらのamicoさんでひと息つこうと思うのでありました。