峠をじっと見守るふたり

最初に紹介するのは群馬県と長野県の県境である碓氷峠にある神社。
熊野神社にいるふたり。
なんと室町時代の狛犬で長野県最古。「峠のこまいぬ」と呼ばれいてるそう。

大きな丸い耳と胴長が特徴と言えそう。耳の部分が苔で緑色になっていておしゃれ。
片方の狛犬さんはなんだか顔が無いようだ、、、ただ顔があっただろう部分は丸くなっていて苔がポツポツと生えゴルフボールを被っているようで悲壮感は感じられない。

室町時代からここで見張ってくれているふたりは峠越えで疲れた多くの人々をその愛らしさで笑顔にしたことだろう。
かくいう私も中山道でこの峠を息も絶え絶え登り切りこのふたりを見て笑顔を取り戻しました。

酔っ払っているような陽気なサラリーマン顔のふたり

次は群馬県安中市八幡神社のふたり。
なんとも陽気な顔をしたふたり。
口をにっこりと開けた方は鼻の部分に修理の跡が残る。それがちょうどよく鼻と唇で何か挟んでいるようにも見える。
口を閉じて「えへっ」と言っているような方も髪の部分がおでこの皺に見えてくる。

さて、他にも今回紹介した動物像は決して雑誌などで紹介されている有名な神社にいる方々ではありません。
皆さんがどこかでフラリと立ち寄った神社でもそんな出会いがある事を願っています。
その時は是非、教えてください。

最後にもう一つ紹介して締めさせていただきます。
「カラスから嘴欠けてインコへ」