なんでだろう、この街は訪れるだけで元気になれる。ベッドタウンとして長年にわたり根強い人気を誇り、いまだ人口も増加の一途をたどる船橋・津田沼は、住みやすさはもちろんのこと、それ以上にわざわざ足を運びたい魅力があるのだ。開放的な空の下に広がる農園地帯の風景、個性的な店の数々、おいしい地元産の農産物に海産物、商業施設を中心に進化を続けるベイサイド……挙げだすとキリがない。その中で最も心をつかまれるのが、迎え入れてくれる人々の温かさだ。明るく朗らかで、外から訪れる人も大歓迎。ついつい長居したくなる居心地の良さは、きっと宿場町だった頃の気風が今も息づいているからだろう。