形はいろいろ
京北の納豆もちは形や味にバリエーションがあるのも特徴です。
・オーソドックスな編笠形
中には砂糖で味つけした納豆。もちには塩きなこをまぶす。
温めると砂糖が溶けて汁になり、ジュワッと納豆の間から出てくる。意外にも甘くない!
・なんとロール状!!
大きさもロールケーキ大。納豆がぐるぐる。輪切りにして焼いて食べます。
・切りもち
四角い切りもちに納豆が練り込んである。保存して食べるのに最適!
個人的には編笠形の塩味が好きです♡ 何個でも食べられてしまうッ。
大好きな塩味&塩きなこ
京北地方も納豆発祥の地のひとつ。
さて編笠形の塩味とは? 中には塩で味つけした大粒の納豆。包んだもちの表面には塩きなこをまぶす。
いい塩梅の塩加減♪ 搗きたてで食べるとさらに美味。
雑煮を食べない文化圏
京北地方のお正月の納豆もちは雑煮の代わりに食べられていました。しかも、手のりサイズではなく、大人の顔くらいのビッグサイズを。大きすぎるので、それを切り分けて食べるのです。
そして、最後に少し食べ残すことが大切でした。それは「財を残す」につながるからです。ちなみに、お正月の納豆もちを作るのは家長である男性でした。現在は手のりサイズが食べられています。
花びらもちの変化形!?
平安時代、お正月に硬いものを食べて長寿を願う歯固めの儀式というのがありました。大根や干した肉&魚を水に戻して食べていたそう。
↓
次第に簡略化され、包み雑煮と呼ばれるものになりました。ゴボウ、白みそ、紅い菱もちを白い丸もちで包みます。これが現在、お正月に和菓子屋さんで販売される花びらもちです。
形が京北の納豆もちにそっくり!!
↓
白みそは麹作りに長(た)けていないと作るのが難しく、麹作りを得意とする杜氏(とうじ)が京北地方にいなかったため、ここでは白みその代わりに納豆を挟むようになったのでは、という説があります。
取材・文・イラスト・写真=松鳥むう









