シンプルに潔く地域の愛されそば『玉家そば』【南城市】
「こだわりがないのがこだわり」という店主。麺、スープ、具材をバランスよくおいしく作られた一杯は、シンプルながらまた食べたいと思わせる、飽きのこない味わい。地元で根強く愛される老舗に一度は足を運んでみては。
ここが推し!
コシのある細麺に絡むあっさりスープ、トロトロのソーキ。これぞ正統スタイル!
(建築士・普久原朝充〈ふくはらときみつ〉)
『玉家そば』店舗詳細
器上のイリュージョン、ネオ・沖縄そば『貝出汁沖縄そばキセキ.浦添本店』【浦添市】
香り豊かな貝出汁スープとクリーミーな豚骨白湯をブレンドしたスープに、つるもち生麺が相性抜群。揚げゴボウや黒きくらげ、赤玉ねぎなど栄養も満点だ。あさりご飯もあわせてどうぞ。
ここが推し!
クリーミーだけどあっさりしたスープが、とにかくおいしい。
(ライター・三好優実)
『貝出汁沖縄そばキセキ.浦添本店』店舗詳細
屋我地の風と無添加あぐー出汁の癒やし『沖縄そばと地魚料理 上原そば』【名護市】
全粒粉にカツオ節を練り込んだ自家製麺と無添加あぐー出汁スープには、ミネラル豊富な「屋我地(やがじ)の塩」が使われ、味わい深い。屋我地島の大らかな景色を眺めながら、隅々まで絶品なそばを食べるという贅沢をぜひ。
ここが推し!
秘密感のあるロケーションと、うまうまジューシー肉&つるしこ麺。
(『旅の手帖』編集長・山口昌彦)
『沖縄そばと地魚料理 上原そば』店舗詳細
“いまいゆ(新鮮な魚)”が見せる七変化『帆掛そば』【うるま市】
店主の愛船「出汁丸」で自ら釣り上げた鮮魚などを掛け合わせ、開店直前に完成するスープは、まさに一期一会の味わい。県産の小麦「島麦かなさん」を配合した喉ごしのいい特製麺、食べごたえのあるお肉、どれもが主役級だ。
ここが推し!
その日限りの滋味深いスープを一滴残さず楽しんで!
(ライター・喜屋武〈きゃん〉ゆうな)
『帆掛そば』店舗詳細
古民家で味わう奥深いひととき『沖縄そばの店 しむじょう』【那覇市】
築70年の古民家で本格派のそばをいただける大人気店。丁寧に仕込んだ透明のスープは、さっぱりとしたなかにコクがあり、やわらかく煮込まれたソーキが大満足の一杯。売り切れる前に、開店時間をめがけて行くのがおすすめ。
ここが推し!
癒やしの空間と格別のそばに心も体も満たされます。
(琉球舞踊家・髙里風花さん)
『沖縄そばの店 しむじょう』店舗詳細
ガジュマルの木×海ぶどう器の中は緑いっぱい『そば処 夢の舎』【本部町】
本部町の山道を進むと現れる古民家。木が生い茂る森の澄みきった空気のなかで食べられるのは、琉球料理伝承人に認定された店主が作る手打ち麺のそば。その味と店主の温かさに、何年も通い続けるファンが多い。
ここが推し!
自然の中で味わう一杯が強く記憶に残っています。
(『森の巣箱』シェフ・佐藤雄治さん)
『そば処 夢の舎』店舗詳細
バランス感覚がすごい! 沖縄そば最前線『沖縄そば ニューロイヤル』【うるま市】
開業2年目にして、店主のおばぁの味を受け継いだそばが地元客に大好評! 出汁のバランスが絶妙なスープとやわらかく大きな具材は、満足度が高い本格派。自家製のゆず胡椒やシークヮーサー酢など薬味が豊富で、味変も楽しい。
ここが推し!
新しくも懐かしいような出汁と生麺が最高です。
(「読谷〈よみたん〉さんご畑」・金城寿気也〈じゅきや〉さん)
『沖縄そば ニューロイヤル』店舗詳細
超迫力! 豚があなたを待っている!『お肉の店 仲村』【浦添市】
肉屋ならではの、毎日仕入れて店内で解体する新鮮な豚肉を使った地元の有名店。豚食文化の島・沖縄を存分に感じながら食べるインパクト大のそばは旅の思い出になること間違いなし。店員のアットホームな雰囲気も大きな魅力だ。
ここが推し!
ソーキは豪快に手でいこう! 食のエンタメです!
(ライター・長濱良起)
『お肉の店 仲村』店舗詳細
おともに欠かせないフーチバーを堪能『麺処 てぃあんだー』【那覇市】
「人生は一度きりだから」と脱サラ後、すべて独学で開業。イチオシは、生地にフーチバー(ニシヨモギ)の葉を練り込んだ「ふーちばーそば」(中)930円。一日30食限定だ。トッピングされた三枚肉はプルプルとやわらかく、しっとり。
ここが推し!
体の中にたまっていた毒素がすっきり抜けていくような感覚に。
(ライター・舘 幸子)
『麺処 てぃあんだー』店舗詳細
麺も選べてトロトロてびちに大満足!『ゆうなみ 坂下店』【那覇市】
栄町市場近くの店。細麺、平麺、よもぎ麺の3種から選べる自家製の生麺は弾力があり、上品なカツオ出汁スープと味の染みた具材にベストマッチ。夜21時まで開いているのがうれしく、飲んだ締めになんて楽しみ方もできる。
ここが推し!
てびちそばが絶品! 気分で麺を選べるのも楽しみです。
(『COFFEE potohoto〈ポトホト〉』店主・山田哲史さん)
『ゆうなみ 坂下店』店舗詳細
取材・文・撮影=松本佳恵、花城綾子、舘 幸子、長濱良起
取材・文=喜屋武ゆうな、三好優実
『旅の手帖』2025年6月号より