星野リゾートのホテルブランド「OMO」とは
まずは街へ! 県民の台所で伝統の食を知る
琉球伝統の食や技、音楽、文化が集い、ここだけの出会いが待ち受ける那覇。2021年11月に誕生した『OMO5沖縄那覇』は、そんな那覇の街全体を‟市場”と捉え、一日じゅう楽しみつくすための秘訣を伝授してくれる。
まずは街を愛するスタッフ・OMOレンジャーに導かれ、那覇の台所・那覇市第一牧志(まきし)公設市場へ。ジーマーミ豆腐やかちゅー湯など、県外ではなかなか耳にしない料理も、各店の店主がじきじきにその歴史と魅力を教えてくれて、すっかり虜に!
ホテルの夜も楽しい体験だらけ
ホテルに戻っても楽しみはつきない。毎晩20時からは泡盛を気軽に体験できる講座や、スタッフイチオシの商品が並ぶ夜市が開かれる。
地元の銘菓ややちむんに見とれていると、2階のゆんたくライブラリーから楽しげな声が。
ここでは毎日、近隣で活躍する演者による三線(さんしん)ライブが開催される。観客は県外の人ばかりだが、「ソイッソイッ」と合いの手を入れているうちに気持ちは一つに。最後は席を立ち、両手をあげてカチャーシーを踊り大団円!
心ときめく沖縄の文化や味覚との出会いが待ち受ける『OMO5沖縄那覇』。たったひと晩で、那覇の街と仲よくなれた気がした。
泊まってみない? やちむんルーム
このホテルには、「やちむんルーム」という特別な部屋が四つある。県内100人の作家の器が壁面にずらりと並び、そのすべてを滞在中好きに使ってOK。ウエルカムドリンクの泡盛やコーヒーとの取り合わせも楽しみたい。気に入った作家がいたら、工房や販売所を次の目的地にするのも◎。
取材・文=『旅の手帖』編集部 撮影=小橋川絵里奈 協力=OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート
『旅の手帖』2025年6月号より