妙高山から自然噴出した湯の恵み
おぉ……! 信越の峰々をはじめ、野尻湖から遠く佐渡島まで、見渡す限りの大展望を前に、思わず感嘆の声がもれる。
ここは新潟と長野の県境に雄大な裾野を広げる妙高山の中腹、標高約1000mの山上に湯けむりをあげる『赤倉観光ホテル』。日本初の政府認定国際スキー場を備えたリゾートとして、昭和12年(1937)に創業した格式高いクラシックホテルだ。
「この絶景を望む源泉かけ流しの展望露天風呂が、当ホテル一番の魅力です」と、統括支配人の後藤幸泰さんは胸を張る。
湯船を満たすのは、妙高山北地獄谷に自噴する、江戸時代後期に開湯した赤倉温泉の湯。約50度の源泉は、引湯管を2㎞流れる間に約42度の適温となり、加水加温なしの源泉が湯船に惜しみなく注がれている。
ここの硫酸塩・炭酸水素塩泉の泉質が肌によいことは知られていたが、2024年の温泉分析で硫黄泉も加わり“三大美肌泉質の湯”に昇格した。
特に多く含まれるメタけい酸や硫酸塩泉が肌に膜を張り、保湿効果でしっとり。かつ炭酸水素塩泉の洗浄効果と硫黄泉の血流促進効果も相まって、つるすべ&ポカポカに。そして何より、目の前に広がる絶景で、ストレスなど吹き飛んでしまう。
この絶景温泉を独り占めしたいなら、ちょっと優雅に温泉露天付きテラスルームを。より気軽に楽しめる温泉+ランチの日帰りプランもおすすめだ。雪見露天も格別とのこと。次の冬はスキーも挑戦してみる?
住所:新潟県妙高市田切216/アクセス:しなの鉄道・えちごトキめき鉄道妙高高原駅から車10分(送迎あり、要予約)
取材・文・撮影=平岡ひとみ
旅の手帖2026年2月号より







