いつでもどこでも旅先に持ち運べる、快適な“わが家”

人気を高めつつあるキャンピングカーの旅。ゆったり過ごせる快適な居室を備えた車で全国各地、海から山へと旅をする。

そんな夢の旅は、実は意外と身近で手軽。最も一般的な「バンコン(※1)」や「キャブコン(※2)」でも、一日1万円台から借りられる。

“わが家”をそのまま移動させるような旅だからこそ、楽しさは無限大。その日の移動距離も、選ぶルートも、休憩場所も、泊まるところも思いのまま。

雄大な自然を前にコーヒーブレイク、レトロな宿場町で仕入れた名物弁当のランチタイム。絶景スポットに停めたキャンピングカーの車内なら、おいしさ倍増間違いなしだ。

 

※1 バン・ミニバン・ワゴン車などをベースに、内装を架装したキャンピングカー。見た目は普通の車と変わらない。
※2 小型~中型トラックの運転席部分を残し、後ろの荷台を架装して居住スペースを作るキャンピングカー。

どんな車?

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内装はこんな感じ

一般的な車内の例。
一般的な車内の例。

快適かつスタイリッシュな空間で、自宅のような快適さとキャンプのわくわく感をあわせもつ。 他人を気にせず過ごせることもメリットで、子ども連れのファミリーや、ペットと一緒に旅をしたいというユーザーも多い。

●POINT1
多くの車が居室用エアコンを装備。外部電源併用がおすすめだ。

●POINT2
シンクやコンロにテーブルもあり、絶景を眺めながらの食事も!

●POINT3
ほとんどの車に冷蔵庫が備え付けられており、いつでも安心して生ものを買える。旅先の新鮮な食材を仕入れて作る料理も大きな楽しみに。

冷蔵庫があるので、生鮮食品の持ち運びも可能に。
冷蔵庫があるので、生鮮食品の持ち運びも可能に。
ベッドでぐっすり快眠できる。
ベッドでぐっすり快眠できる。

RVパークは全国に約500カ所。安心できる、 楽しい車中泊を

瀬戸内海に面し、「備前♡日生(ひなせ)大橋」を望む岡山県の『RVパーク 優活(ゆうかつ)』。
瀬戸内海に面し、「備前♡日生(ひなせ)大橋」を望む岡山県の『RVパーク 優活(ゆうかつ)』。

こうした旅は、ホテル不足や宿泊費高騰の面からも注目される。キャンピングカーによる旅の環境は急速に整備されており、車中泊施設「RVパーク」が全国各地に整備されている。

緑の高原から日差しまばゆい海辺まで、目指して行きたい絶景パークが多数。1泊2500円程度からと手頃で、清潔なトイレなど水まわりも完備。

入浴施設は施設内または近隣にあり、なかには温泉施設を併設するところも。外部電源の有無などは、用途に合わせて選びたい。

伊勢志摩へのアクセスもよく、広大な景色を満喫できる三重県の『RVパーク VISON(ヴィソン)』。
伊勢志摩へのアクセスもよく、広大な景色を満喫できる三重県の『RVパーク VISON(ヴィソン)』。
鳥取県の『緑水湖オ ートキャンプ場 RVパーク』は自然いっぱい。
鳥取県の『緑水湖オ ートキャンプ場 RVパーク』は自然いっぱい。
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キャンピングカーレンタルは、全国に39店舗ある日本RV協会加盟店が安心!

車内が快適なので「キャンプはしないけれど、キャンピングカーには乗る」という人も多い。

特別な道具もいらないため、手を伸ばしやすいところが魅力。まずは手頃な価格で、レンタル車から始めてみよう。

一般的な国産バンタイプ、トラックタイプでも一日1万円台からと手頃なのもうれしい。

美しい自然をいつでも借景にできる、新たなスタイルの旅。写真は6人乗りの「バンコン」タイプ。
美しい自然をいつでも借景にできる、新たなスタイルの旅。写真は6人乗りの「バンコン」タイプ。

文=高橋敦史 撮影・協力=日本RV協会