福岡・大分デスティネーションキャンペーン開催中!

2024年春のデスティネーションキャンペーンの開催地は福岡県&大分県。

食・温泉・絶景・アート……なんでもそろう2つの県をぐるりと周遊。定番スポットも新しいお目当ても満喫できる、身も心も幸せにあふれる旅にでかけてみませんか。

●福岡・大分デスティネーションキャンペーンの概要はこちら
https://fukuoka-oita-dc.jp/

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九州の玄関口で新鮮なお寿司がお出迎え

福岡・大分をめぐる旅の始まりは、本州から九州へ至る大陸の玄関口・小倉駅から。福岡グルメといえば、もつ鍋やラーメンがやっぱり有名だけれど、はずせないのがお寿司。周防(すおう)灘、響灘、関門海峡の3つの海に囲まれた北九州には、さまざまな魚種が勢ぞろい。2024年3月に新しくできた『立喰寿し 平四郎』なら、駅に到着したら改札を出るのも待たずに、新鮮なお寿司にありつける。締め方に長(た)けているからこそ食べられる、生のサバにはまろやかな甘みが。九州の甘い醬油がぴったりだ。

小倉駅新幹線改札内の『立喰寿し 平四郎』では、一貫88円からサクッとお寿司を楽しめる。時間がない人はテイクアウトも可能。
小倉駅新幹線改札内の『立喰寿し 平四郎』では、一貫88円からサクッとお寿司を楽しめる。時間がない人はテイクアウトも可能。

【立喰寿し 平四郎】
☎093-513-0202
10:00~20:00、無休
北九州市小倉北区浅野1-1-1 小倉駅新幹線改札内店

 

「神の島」に残された宝の数々

腹ごしらえをすませたら、世界遺産にも登録された宗像大社(むなかたたいしゃ)へ。古代より朝鮮半島との交通の拠点として重視された地には、交通安全の神が祀られる。ちなみに宗像大社とは、宗像市にある辺津宮(へつぐう)、大島の中津宮(なかつぐう)、沖ノ島の沖津宮(おきつぐう)の3社の総称。なかでも沖ノ島は島自体が古くから聖域として、上陸するにも厳しい制約の設けられてきた場所。神職はここに身を置き、神と自分だけの原点の祈りに立ち返るという。

宗像市の辺津宮は3社の総本山。
宗像市の辺津宮は3社の総本山。

そんな神の島である沖ノ島には、閉ざされた環境であるために、8万点を超える祈りの痕跡が残されていた。辺津宮横にある神宝館には、それらの国宝を中心とした、貴重な収蔵品が数多く展示されている。美しい金製の指輪や数多くの鏡からは、「神の島」の信仰と交易の歴史を感じられるはず。

夏の展示のみどころは、大和(やまと)朝廷の国家祭祀の捧げものとして用いられた勾玉などの
夏の展示のみどころは、大和(やまと)朝廷の国家祭祀の捧げものとして用いられた勾玉などの"玉”。
一木造の狛犬は鎌倉時代の制作。表情が愛らしい!
一木造の狛犬は鎌倉時代の制作。表情が愛らしい!

【辺津宮】
☎0940-62-1311
境内自由(神宝館は9:00~16:00入館、無休。800円)
福岡県宗像市田島2331
JR鹿児島本線東郷駅からバス12分の宗像大社前下車すぐ

 

地元産の素材で作る甘味でひと休み

「神の島」の信仰の歴史とじっくり向き合ったら、参道にある休憩所『むなかた茶愉』でひと休み。昭和46年(1971)築の祈願殿の跡地が生まれ変わったここは、大きなガラス窓と木材の温かみが心地いい、くつろぎ空間。県産のフルーツと麹を用いた酵素ドリンクは疲れた体と頭によく染みる。小舟にのった姫餅も忘れず食べたい。やさしい甘さに顔がほころぶ。

店の名物・姫餅はこし餡とみたらしの2つの味。小ぶりで食べやすいのもうれしいポイント。
店の名物・姫餅はこし餡とみたらしの2つの味。小ぶりで食べやすいのもうれしいポイント。
開放的な店内で、日本庭園を眺めながらのんびり過ごそう。
開放的な店内で、日本庭園を眺めながらのんびり過ごそう。
現代アート作品の展示や、九州の伝統工芸を中心とした土産物の販売も。
現代アート作品の展示や、九州の伝統工芸を中心とした土産物の販売も。

【むなかた茶愉】
10:00~15:00、無休
福岡県宗像市深田106
宗像大社前バス停下車すぐ

ずらりと並ぶ新幹線! かわいい人気者の姿も

宗像市から南へ移動し、春日市までやってきた。2023年10月にオープンした春日西多目的広場公園北側の「新幹線の見える丘」から望むのは、JR西日本管内最大の新幹線車両基地である「博多総合車両所」の新幹線たち。ずらりと並ぶ姿に圧倒されていたら、業務を終えたハローキティ新幹線も登場!

横並びになると、車両の違いもよくわかる。
横並びになると、車両の違いもよくわかる。
西日本でしか見られないハローキティ新幹線。ピンク色の車体はやっぱり目を引く!
西日本でしか見られないハローキティ新幹線。ピンク色の車体はやっぱり目を引く!
流麗なフォルムにファンも多い500系。上のハローキティ新幹線もこの形。
流麗なフォルムにファンも多い500系。上のハローキティ新幹線もこの形。

【新幹線の見える丘】
福岡県春日市白水ヶ丘6-122
JR博多南線博多南駅から徒歩13分

取材・文・撮影=『旅の手帖』編集部 協力=福岡県デスティネーションキャンペーン実行委員会、大分県デスティネーションキャンペーン実行委員会