NPO法人ZESDA
研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会とNPO法人ZESDAは、10月25日(金)にプロデュース人材育成講座vol.13『知のイノベーションをプロデュース ~卓越した研究成果を生み出すOISTモデルとは何か~』を開催します。今回は、政策研究者でありPHP総研特任フェローを務める鈴木 崇弘(すずき たかひろ)さんをお招きし、世界水準の高度な研究成果と日本発のイノベーション創出を育む「プロデューサーシップ」事例を掘り下げます。
■イノベーション創出機関としての大学研究機関
日本の大学研究力低下が指摘される中、世界トップレベルの研究力実現を目指し、文部科学省は大学ファンドを通じた研究体制強化の支援を強化しています。当セミナーシリーズでも、第11回プロデュース人材育成講座「研究所をプロデュース」を取り上げ、スター研究者のビジョンや思考術、ステークホルダーを巻き込むヒューマンスキルによる優れた研究組織のプロデュース事例を学びました。
研究者によるこうしたボトムアップアップローチが研究力向上に有効である一方、低迷する日本の国際競争力向上と科学技術の発展には、「知とイノベーションの創出システム」である大学のガバナンスモデルに注目する必要があります。
■OISTに見る新たなモデル
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は5年一貫制の博士課程を置く大学院大学として2011年に設立、世界的な研究機関へと一気に成長し、卓越した成果を次々と生み出しています。世界的な学術出版社であるシュプリンガー・ネイチャーが公表した2019年NatureIndex「自然科学分野で質の高い論文の割合が高い研究機関のランキング」で世界9位(国内トップ)となり、また2022年には同大スバンテ・ペーボ教授がノーベル生理学・医学賞を受賞することで、その国際的な研究力に対する認知度も高まりました。
設立後まだ歴史の浅いOISTがこうした高い研究成果を生み出す戦略やマネジメントモデルの核心はどこにあるのか。鈴木さんは2022年、自然科学が中心のOISTに自ら社会科学研究者として参画し、そのシステムを探求しました。
■今回のプロデュース人材育成講座では、次のような関心がある方におすすめです。
・イノベーションを生み出す研究環境やリーダーシップ
・高度な研究成果と地域への技術移転を促すシステム
・国際水準の枠組みや発想を戦略的に取り入れるためのアイデア
なお、今回のプロデュース人材育成講座は、会場のみの開催となります(お申し込みいただいた方には録画を配信させていただきます)。
また、講座終了後、講師の方をお招きし、同会場で懇親会を開催いたします。参加費等の詳細は、参加申込ページをご確認ください。
■イベント:プロデュース人材育成講座vol.13 『知のイノベーションをプロデュース ~卓越した研究成果を生み出すOISTモデルとは何か~』
■登壇者(敬称略)
・鈴木 崇弘(すずき たかひろ):政策研究者、一般社団法人新医療領域実装研究会理事、一般社団経済安全保障経営センター研究主幹、PHP総研特任フェロー
■モデレーター(敬称略)
・大野 秀敏(おおの ひでとし):横浜国立大学 総合学術高等研究院 特任准教授
■開催日時:2024年10月25日(金)18:30~20:30 (18:00から受付を開始します)
■会場:CAFE SALVADOR BUSINESS SALON(東京都中央区日本橋茅場町1-5-8 東京証券会館1階)
※会場の都合上、先着40名様限定とさせていただきます。
■料金:無料
※懇親会に参加の場合は、別途会費をご負担願います。
■参加申込:https://zesda.jp/psri013/
※申し込みの際は、メールアドレスの誤入力にご注意ください。
■主催:研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会
■共催:NPO法人ZESDA
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
更新日:2024.10.05
知のイノベーションをプロデュース ~卓越した研究成果を生み出すOISTモデルとは何か~【プロデュース人材育成講座vol.13】10月25日無料リアル開催
おすすめするスポットやお店のメニューなど、みんなの「こりゃいいぜ!」を絶賛募集中です!!
さんたつ公式サポーター登録はこちら
新着記事
初めての母とのふたり旅で長野・浅間温泉へ。一本のエッセイに書ききれない私たちの関係
生まれて初めて、母とふたりで旅行をした。母についてはこの連載で何度か書いたが、母について書ききれたとは言えない。私と母は今でこそ仲のいい親子だが、関係が落ち着いたのはここ10年ほどのことで、幼少期からそれまでは関係が複雑に変化しつづけた。とてもじゃないけれど、一本のエッセイに書ききれるような関係ではないのだ。だから今回も書ききれるとは思えないが、この連載が続いているうちに、母との思い出を綴る回を設けたかった。それで母に「『さんたつ』の連載で書きたいから旅行に行かない?」とLINEをしたところ、快諾してくれた。私がエッセイを発表するようになった5年前から「ママのことはいくらでもネタにしていいから」と言ってくれている。そうして10月のある日、札幌に住む母が東京にやってきた。