ぺぱむら

紙モノ雑貨のみ。じっくりゆっくり選ぶ楽しみを

ちょっと古めの建物がお店の雰囲気とぴったり。

『ぺぱむら』は「ペーパーの村」という意味で、店内は紙モノの雑貨でいっぱい。文房具店で販売を担当していた姉の渡辺久美さんと、妹でグラフィックデザイナーの渡辺律子さんの姉妹で営む。じっくり丁寧に商品を見ているお客さんが多く、30分以上滞在する人もいるそう。どの客も「選ぶこと」が本当に楽しそうだったのが印象的だ。

店内は壁面やテーブルの上だけでなく、天井からも紙モノ雑貨でいっぱい。

文房具屋ではなく、あくまで「紙モノ雑貨屋」がコンセプト。バースデーカードをはじめ、用途別のカード、シール、マスキングテープ、ちょっとおもしろい飾り小物など、どれもアイデア次第で使い方は自由自在だ。姉妹のあたたかいムードが心地いい。今後はオリジナル商品も増やしていく予定だという。

きちんと並んだカード類。赤い壁面に映えてとてもかわいい。

『ぺぱむら』店舗詳細

住所:東京都杉並区松庵3-39-11 西荻第一斎木ビル1F/営業時間:11:00〜20:00/定休日:月・木/アクセス:JR中央線西荻窪駅から徒歩3分

雑貨食堂 六貨

店主がこだわってセレクトした、ずっと使える愛すべき道具たち

「六貨」の「6」が目印。

ときどき食堂と間違われるが、あくまで雑貨屋だ。食堂の日替わり定食みたいに、日々仕入れたものを並べて売っていきたい。そんな気持ちをこめてつけた店名「雑貨食堂」。そして「六貨」は、人が生きるのに必要な衣・食・住にプラスして、心地よく暮らすための、読む・創る・贈るの3つを加えた6つの要素を意味しているという。

店主セレクトの道具がずらり。手にとって確かめられる。

店主厳選の道具は、国内外を問わずシンプルで歴史をもつものが多い。古くから使われ続けている道具はとっつきにくい反面、機能にあったデザイン性もあり、長く付き合っていけるから、と話す。

パッケージから出した状態で置いてあるので、持ってみて選べるのも特徴だ。商品に対する思いは手書きの商品説明カードにも表れているので、じっくり読んで品定めしよう。

細かい説明が書いてあるカード。じっくり読む人も多いそう。

『雑貨食堂 六貨』店舗詳細

住所:東京都杉並区松庵3-1-11/営業時間:13:00〜18:00(土・日は〜18:30)/定休日:水・不定/アクセス:JR中央線西荻窪駅から徒歩8分

salon+atelier polka

小さな世界旅行が楽しめる、不思議な雑貨のおもちゃ箱

もとは時計屋さんだった物件を自分たちでリフォーム。大きなガラスの引き戸がお店の顔だ。

タイ、ロシア、ベトナム、韓国、ウクライナ……。店主自ら買い付けた、世界各国の雑貨に出合える店。雑貨屋と美容院というふたつの顔を持っている。アンティークの使い込んだ棚に、古い本物のミシンや大きなキューピーなど、少しレトロな店内に、タイ、ベトナム、韓国などのポップな色味とウクライナやロシアなどのちょっと懐かしい色味、両方の色が混ざり合う。どこか不思議な国のおもちゃ箱に舞い込んだような感覚だ。

世界各国の古いもの、新しいものが混在する楽しさがある。

思ってもみない使い方や、加工をするお客さんがたくさん来るので、用途不明の商品も気に入れば仕入れる。買う人自身がおもしろいことを考えてくれるのが楽しいそう。店主自身もイラストレーターであり、オリジナルの雑貨の制作もしているので、お客さんと“ものづくりの自由さ”を分かち合う、そんな店だ。

美容室に来たお客さんのために、髪留めはかかさず仕入れる。

『salon+atelier polka』店舗詳細

住所:東京都杉並区西荻南1-18-10/営業時間:10:00〜20:00/定休日:月、第1・3・5火/アクセス:JR中央線西荻窪駅から徒歩10分

ボゴランマーケット

楽器修理のプロが営む雑貨店

本物のガゼルの角や木彫りの仮面のその迫力たるや!

鮮やかなブルーの壁の広々とした店内には、ジャンベを中心とした西アフリカの楽器やボゴランと呼ばれる泥染めの布、木彫りの人形などが並ぶ。もとは相撲部屋だったとは信じられないほど、アフリカ一色だ。一年に100件以上もの楽器修理をこなしながら店番をする店主の西森裕記(ゆきひろ)さんは、「アフリカでは小さい子からお年寄りまで物づくりをしていて、その工程を想像するのが好きなんです。今後はもっと雑貨を増やしたい」と語る。

マサイペア2970円。ケニアの10代の子どもが作った木彫りの人形。
ジャンベ大約6~7万円。小約3千円~。皮やロープは店で新たに張り替えている。
カンガ2970円。スワヒリ語によるメッセージが書かれている布。

『ボゴランマーケット』店舗詳細

住所:東京都杉並区阿佐谷南3-12-7/営業時間:12:00〜19:30/定休日:月/アクセス:JR中央線・地下鉄丸ノ内線荻窪駅から徒歩12分

Mies

日本の暮らしになじむ北欧雑貨を

店内の雑貨の6割が北欧に関する商品。

モノトーンの店内に、食器や掃除道具、服などが整然と陳列。ポップで色鮮やかな北欧雑貨が多く出回るなか、ここにあるのは日本の暮らしにもなじむシンプルで中性的なデザインの北欧雑貨だ。「機能的で長く使えるものを置いています。冬が長いという土地柄のせいか、暮らしが豊かになるような雑貨が北欧には多いんです」と店主の太田美保さん。太田さんのセンスを信頼して通う年配の常連客が多いというのもうなずける。

『Mies』店舗詳細

住所:東京都杉並区西荻北3-22-5/営業時間:13:00~19:00(日は~18:00)/定休日:月・火/アクセス:JR中央線西荻窪駅から徒歩3分

art+stellas器物家

日本の手しごとを身近に感じたい

母娘でお店を切り盛り。作家や作品への造詣が深く、「話しだすとお互い止まらないんです」と笑い合う。

仙台で23年間民芸品店を営んでいた母を継いで、2008年荻窪に店を構えた娘の武田直子さん。店を始めたきっかけは、「日本の職人と買い手の橋渡しをしたいと思ったから」だそう。東北のかごをはじめ、陶器やガラス食器など、店内には職人による手しごと品が並んでいる。「山ぶどうやあけびのかごは雪や雨にも強く、50年以上暮らしに寄り添ってくれます」と武田さん。月に一度、商品を総入れ替えして行う作家の企画展も見ものだ。

手しごと品。
ガラス作品 星耕硝子 コンポート33000円、ワイングラス3850円。
陶器作品 余宮隆 耳付スープマグ5500円。

『art+stellas器物家』店舗詳細

住所:東京都杉並区荻窪4-25-9/営業時間:12:00~19:00/定休日:日・祝(イベントの際は日曜営業)/アクセス:JR中央線・地下鉄丸ノ内線荻窪駅から徒歩5分

取材・文・撮影=ミヤウチマサコ