手打ちそば 吉見家

でっかい車エビの天ぷらが圧巻

大きな海老の天せいろ1600円。

創業明治17年(1884)という府中では指折りの老舗。5代目にあたる店主は何事にもこだわる。石臼の材料として最高とされる蟻巣石(放熱効果が高い)で碾き、二八で打つそばはコシがあって喉越しよく、香り高い。出汁は旨味とコクの出る枕崎の本枯れ節、天ぷらの油は純度の高い綿実油にごま油とするなど、先代からの味を守り続けている。だからそばだけでなく、一品料理もうまい。釣り好きの店主だから、鮮度抜群の魚料理も楽しめることも。

気軽に食べ物の話などをしてくれる店主の関一(はじめ)さん。
かつ煮950円は大ぶりだ。磯とろろ600円を鳥取の稲田姫750円でグビリ。

『手打ちそば 吉見家』店舗詳細

住所:東京都府中市宮西町4-16-1/営業時間:11:30~ 20:00/定休日:不定休/アクセス:京王線府中駅から徒歩10分

らいおん

こってり濃厚スープに自家製麺の妙

この濃厚さが癖になる…!

白髭ネギをたてがみに見立てた、古くからの定番メニューがこちら。流行りすたりの激しいラーメン業界にあって、創業から約40年。愛され続けてきた味の秘密は、豚ガラや鶏ガラに魚介を煮込んだ濃厚なスープにあり。これに自家製のもちもち中太ストレート麺がよく絡み、箸が止まらなくなる。作りたてチャーシューのとろけるうまさも相変わらず。この味を求めて今日も足を運ばずにはいられない。

『らいおん』店舗詳細

住所:東京都府中市宮町1-50 くるる1F/営業時間:11:00~22:30LO(日は~22:20LO)/定休日:無/アクセス:京王線府中駅から徒歩1分

parivaar

のどかな空気が漂うネパールの食堂

エビバターカレー950円とナン300円。

厨房から現地の言葉が漏れ聞こえ、のんびりした心地になる。香り高い濃厚バターのギーを用いたまろやかなカレーに合わせたいのが、ふっくらもっちりしたナン。噛めば甘みが広がり、これ目当ての客も少なくない。また、現地の食堂定番の味をアレンジしたラーメンや、チャウメンがあるのも魅力。なかでもチキンティカラーメンは、野菜スープに酢が加えられ、口に含むと思いがけない酸味に驚く。その後、スパイスの辛味が口中に押し寄せ、ハマる。

チキンティカラーメン800円は、ヨーグルトと香辛料に漬けたチキンをタンドールで焼いてのせたインド×チベットのコラボ料理。

『parivaar』店舗詳細

住所:東京都府中市宮西町3-8-5セザールホテル2F/営業時間:11:00~ 15:00・17:00~ 23:00LO/定休日:無/アクセス:京王線府中駅から徒歩6分

洋食屋 いせや

65年以上続く肉屋の素材とベテランの仕込みにうなる

やわらかロールキャベツのランチセットは、ライスまたはパン、サラダ、スープ、食後のコーヒーが付き1080円。

「精肉店の方は弟が継いでいます」と店主の遠藤さん。「近所だから、材料が切れたら走って取りに行くこともあるんですよ」と笑って打ち明ける。キッチンを担うのは、ホテルのレストランに長年勤めたベテランシェフ。国産和牛を丁寧に練り込み、人気のハンバーグをこしらえる。このハンバーグはナイフで軽く抑えただけでふわっとほぐれる柔らかさが魅力。4日間煮込んだ自家製ソースが、あふれ出た肉汁をせき止めてくれる。付け合わせも秀逸。

ハンバーグステーキのランチ1080円。
アットホームな店内。

『洋食屋 いせや』店舗詳細

住所:東京都府中市府中町1-7-3恩田ビル2F/営業時間:11:30~14:00LO・17:30 ~ 20:30LO/定休日:木/アクセス:京王線府中駅から徒歩1分

構成=前田真紀 取材・文=工藤博康、佐藤さゆり・信藤舞子(teamまめ) 撮影=小野広幸、オカダタカオ、中込 涼、金井塚 太郎

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