銀座梅林本店

豚肉でとった丼タレで煮込む秀作

65gのロース肉を使った、ボリューム感があるカツ丼。1150円。

ロース肉のトンカツを丼タレで3分ほど煮込み、溶き卵をかけてフタをする。タレの出汁にはかつお節ではなく、昭和2年(1924)の創業以来、豚スジ肉を使ってきた。旨味を含む出汁に醤油、ミリン、砂糖を加えた丼タレでトンカツを煮込むため、濃厚で奥深い味わい。米はカツとの相性を考え、山形産つや姫を選んだ。カツ丼は男の食べ物という印象が強いが、銀座の淑女も『梅林』のカツ丼をお気に召すらしく、注文する人が後を絶たない。

甘くて濃厚な丼タレがトンカツに染み込んでいる。
通し営業なので夜でも同じ値段でカツ丼を食べられる。

『銀座梅林本店』店舗詳細

住所:東京都中央区銀座7-7-10(仮店舗として営業中)
/営業時間:11:30~ 20:30LO
/定休日:無/アクセス:地下鉄銀座線銀座駅から徒歩5分

銀座 てんぷら 阿部

値段以上のボリュームと味わい

手前がかき揚げ丼。この日はシシトウとまいたけも盛られていた。

『なだ万』で30年間天ぷら一筋だった阿部三郎さんが2009年に開業した。夜は銀座価格だが、ランチに限り、大海老天丼もかき揚げ丼も1100円。大海老天丼は海老2本と野菜3種類、かき揚げ丼は海老と4種類の野菜のかき揚げが盛られている。かき揚げ丼は普通かき揚げだけだが、ボリュームを出したかったことから2種類の野菜の天ぷらと、なだ万時代、特別な客だけにふるまっていた卵の天ぷらも添えられている。卵を割り、天ぷらとからめて食べると誠に美味。

阿部さんの弟子だった奥村仁さんが店を守っている。
連日60人がランチを食べに来る。

『銀座 てんぷら 阿部』店舗詳細

住所:東京都中央区銀座4-3-7/営業時間:11:30分~14:00(土・日・祝は~15:00)・17:00~21:00/定休日:無/アクセス:地下鉄銀座線銀座駅から徒歩1分

構成=前田真紀 取材・文=中島茂信 撮影=山出高士