MISAKO & ROSEN

注目エリアのパイオニア的存在

広い壁に、小さな作品を1点展示するのがおもしろい。

「魅力的な商店が多い大塚には、東京のリアルがある」と、オーナーのローゼン美沙子さんとジェフリーさん。2006年に根をおろし、現代アートのマーケットを独自の方法で広げてきた。国内外の作家27人が所属する「コマーシャル・ギャラリー」として、企画展示や販売、さらに作家を世界へ紹介する。2017年の新装を機に、以前あった団欒(だんらん)用の階段に替わるライブラリーを作った。ここでは、アート談議や2人が愛する地元自慢話に花が咲く。

展覧会期間外も営業。加賀美健氏や持塚三樹氏の作品に遭遇。
平田晃久氏設計、植物が顔を出すビルに。
ローゼン美沙子さんとジェフリーさん。
住所:東京都豊島区北大塚3-27-6-1F/営業時間:12:00~19:00(日は12:00~17:00)/定休日:月・火・祝 展示会を行っていないときは休館/アクセス:JR山手線大塚駅・都電荒川線大塚駅前停留場から徒歩8分

XYZ collective

個性際立つ地階のギャラリー

写真は「シルバニアファミリービエンナーレ2017」展。(撮影=田中和人)

ダーツバーを居抜きで借りた、日本には数少ない「アーティストランスペース」。つまり、作家が営むギャラリーだ。代表は、ディレクターでもあるCOBRA(コブラ)さん。「作って発表、販売をしながら活動を続ける方法は?」と、3人の仲間と模索しながら運営する。立地も入り口の雰囲気もギャラリーの印象からかけ離れるが、最たる驚きは、イルカが泳ぐ壁画。これは元から描かれていたもの。「ダサい絵の前の展示も、おもしろいでしょ」と、ニヤリ。

怪しい入り口。
自作品を手にするCOBRAさん。後方にミニギャラリー「THE STEAK HOU SE DOSKOI」が。
住所:東京都豊島区巣鴨 2-13-4 B02/営業時間:展示期間中 13:00~19:00 (日は13:00~18:00)/定休日:月・火・水/アクセス:JR山手線・地下鉄三田線巣鴨駅から徒歩4分

KAYOKOYUKI

路地に潜むアートへの入り口

駒込銀座商店街の裏手にひっそり潜む。(撮影=Masaru Yanagiba)

横長の窓の向こうは白くて四角い空間で、築数十年になる建物の武骨な味が活きている。オーナーは、結城加代子さん。「日常の延長に、いろんな表現が転がっていることを伝えたい」と、ギャラリー勤務を経て、2015年にオープンした。のぞけば中がよく見えるので、アートとは無縁だったご近所さんが立ち寄ったり、ここで初めてアート作品を買う人もいる。背中合わせの『駒込倉庫』とは年に数回、合同で展覧会を開き、行き来して楽しめる。

若きオーナー結城加代子さん。「同世代の作家と次のアートシーンをつくれたら」
この日は防火シートに描かれた大田黒衣美氏の作品が展示されていた。
住所:東京都豊島区駒込 2-14-2/営業時間:ギャラリーホームページ等でご確認ください。/定休日:ギャラリーホームページ等でご確認ください。/アクセス:JR・地下鉄駒込駅から徒歩1分

構成=フラップネクスト 取材・文=松井一恵(teamまめ) 撮影=金井塚太郎、鈴木奈保子

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