長平
ハイサワーと羊羹、相性バッチリなんです
1軒目は酒場好きなら絶対にハマる店。キンミヤ焼酎のレモンビア割り495円を注文した。手前のフードは約50種類から好きなものを選べる3点盛り550円で、サキイカキムチ、とらやヨーカン、風邪予防キンカン。羊羹とハイッピーの相性がバッチリでビックリ。羊羹は毎年正月に店主の友人から届くもので、なくなり次第終了。焼きそばナポリタン550円は焼きそば用の蒸し麺で作るオリジネルメニューだ。
『長平』店舗詳細
大関
「裏メニュー」のサンドイッチとともに
2軒目はお茶目なマスターが営む炉端焼きの店。すっきりとした飲み口のクリア&ビター割り500円と、酸っぱさがやみつきになる赤しそ割り400円をいただく。フードの伏兵はサンドイッチ500円~。たまたま常連客に頼まれて作ったものが好評で、知る人ぞ知る「裏メニュー」として定着したという。カニカマサラダ500円の上にイチゴがちょこんとのっかっているのもうれしい。
『大関』店舗詳細
ヤキトン イチバンボシ
期待の新メニュー、「スンチー」に注目せよ
ラストの店は朝挽きの新鮮な豚肉メニューが名物。パクチーレモンとスンチー各480円を注文した。杏仁檸檬味のスンチーは特区内の数店舗で実験的に提供されている期待の新メニューで、杏仁の甘みとレモンの酸味が爽やかなハーモニーを奏でる。煮込み串の4種盛り429円は、なんとカレー風味。パクチーサラダ550円のドレッシングも濃厚美味で、お酒がどんどん進みます。
『ヤキトン イチバンボシ』店舗詳細
ハイサワー特区って?
2016年に博水社の地元・武蔵小山、西小山エリアで設立された特区。ハイサワーを提供する飲食店を加盟店に認定するとともに、定期的にイベントを実施。シンボルでもある〝美尻〞グッズも人気です。
ハイサワーの歴史
ハイサワーが誕生したのは1980年。居酒屋にビール、日本酒、ウイスキーしかない時代に、焼酎を割るサワータイプの瓶入り飲料は画期的だった。レモンから始まり、テイストの種類は年々増加中。2004年にはビアテイストの炭酸飲料「ハイッピー」も誕生した。ちなみに、名称の由来は「わが輩(ハイ)が作ったサワー」なんですよ。
取材・文=石原たきび 撮影=逢坂 聡