老舗『かつ進』の味が楽しめるとんかつ居酒屋『菜肴ますだ』

特上ロース1760円の脂身の甘みと黒さつま580円のきりりとした辛さで酒を進ませる。

実はこの店、昭和41年創業のとんかつ屋『かつ進』の姉妹店だ。料理長の坪好雄さんは長らくかつ進で働いてきたベテラン。とんかつはクリスピーな衣にブリっとした食感で、肉の旨味が詰まっている。お酒は酒好きを自任する女将、増田千佳子さんセレクト。「お酒のことならなんでも聞いてください」。価格もリーズナブルで、かつ進と同じく普段遣いの店にぴったりだ。老舗のとんかつに、こだわりのおいしいお酒は、まさに"とんかつ居酒屋"と呼ぶにふさわしい。

たけのこ「天草緑竹」の刺身550円、ナスの煮浸し250円、小アジの南蛮漬け250円。
坪さん(左)と増田さん(右)。看板の字は増田さんのもの。

『菜肴ますだ』店舗詳細

住所:東京都文京区湯島3-8-1/営業時間:11:00~ 14:30・17:00~ 21:30LO/定休日:土・日・祝/アクセス:地下鉄千代田線湯島駅から徒歩5分

御徒町にあらわれた驚きの超巨大とんかつ『吉池食堂』

北雪純米吟醸(2合)1620円は吉池食堂の定番。とんかつの巨大さが目を引く。

御徒町のランドマークである『吉池』が2014年にリニューアル、その9階にあるのが『吉池食堂』だ。そこに突如出現したざぶ豚カツ3500円は、30cm×30cmの600gという前代未聞の大きさ。その大きさゆえに用意に時間がかかり、2日前に予約しないと食べられない。宴会コースのオプションとしても注文する人も多いとか。酒を飲むのがコミュニケーションなら、そこで出てくるとんかつも話のネタである。これぞ大衆酒場の心意気。

入り口にある北雪の巨大な罇。
海鮮刺身盛り合わせ(梅)は3500円。新潟工場直送の桜鱒の開き1800円もビッグサイズ。

『吉池食堂』店舗詳細

住所:東京都台東区上野3-27-12 御徒町吉池本店ビル9F/営業時間:11:00~ 23:00(22:00LO)、日・祝11:00~22:00(21:00LO)、ランチは~16:30/定休日:無/アクセス:JR御徒町駅すぐ

中国出身の女性店主が引き継ぐ老舗の味『蓬莱屋』

大正元年(1912)創業のヒレカツ専門店。上質の豚ヒレ肉を、二度揚げすることで中まで柔らかくジューシーなヒレカツを作り上げた。映画監督の小津安二郎がこよなく愛した店としても知られ、映画には実際に登場人物がヒレカツを食べるシーンも登場する。2階の座敷席を模したセットを撮影所内に作り上げたというエピソードも有名。現在の店主は、先代に見込まれて養女になった中国出身の山岡燕芳さん。もともとはアルバイト店員だったという。

『蓬莱屋』店舗詳細

住所:東京都台東区上野3-28-5/営業時間:11:30〜13:30LO・17:00〜19:30LO(土・日・祝は11:30〜14:00LO・17:00〜19:30LO)/定休日:水/アクセス:JR御徒町駅から徒歩1分

構成=フラップネクスト 取材・文=かつとんたろう、新井鏡子 撮影=小野広幸、新井鏡子