10位:大黒山から保田の海岸(千葉県鋸南町)

低山の宝庫、千葉県でもダントツの低山

千葉県は言ってみれば、低山の宝庫。県内の最高峰が南房総市にある愛宕山で、標高は408mほど。これ以下の山しかないので、千葉県は“低山県”といえよう。その中でもこの大黒山はダントツに低い。75mしかない。これで山といえるのか、という疑問もあるかもしれないが、地元でも大黒山に行くことは「登山」という言葉を使用しているので、立派な山である。
10分も登れば山頂だが、眺望は大パノラマ。東京湾や富山、街の眺望がいい。下山後は保田の途中にある『ばんや』」で漁協直送の海の幸を堪能できる。

『散歩の達人 首都圏日帰りさんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。房総の鋸南町、安房勝山駅近くに低山なれど大展望の大黒山が、東京湾を見張る櫓のようにそびえている。この展望台から海岸線を保田まで歩いてみよう。

9位:松の木尾根から鳩ノ巣溪谷(東京都奥多摩町)

貴重な奥多摩の低山

奥多摩の山々は低山ではなく、やや高い山が多い。低山でおすすめとなると、御岳山や日の出山もいいが、この松の木尾根も合わせ技でおすすめだ。つまり鳩ノ巣溪谷の魅力が合わせ技となる。
松の木尾根には古里駅から多摩川沿いに歩き、100mほど坂道を登ると松の木尾根の展望所に到着。鳩ノ巣駅の北側の斜面にある集落の眺めがいい。展望所から下りてから鳩ノ巣溪谷へと向かうが、500mの渓谷の間に奇岩や巨岩などがあり、目を楽しませてくれる。ゴールは奥多摩駅で、近くの日帰り入浴施設『もえぎの湯』でひと風呂浴びるのも魅力。

奥多摩町や青梅市、檜原村などに横たわる奥多摩の山々。気軽に登れる低山から、難度の高い高山まで様々な山がある。その中から比較的楽に歩ける、しかも日帰り可能なルートをご紹介。東京の奥座敷。ちょっぴり遠い山々へ!

8位:館山野鳥の森(千葉県館山市)

台風で閉鎖されていたコースが復旧!

房総半島の南端に布良という地区がある。ここは大昔の昔、房総を開拓したという天富命(あめのとみのみこと)が阿波の国から忌部(いんべ)氏を引き連れて上陸したところ。話は紀元前のことだ。安房神社がその天富命の先祖を祀っている神社。その立派な歴史ある神社の裏手に森が広がっている。野鳥の森だ。最近まで台風の影響で全コースは行けなかったが、ほぼ修復されている。コース上にはいくつか展望台があり、平砂浦の浜辺や洲崎方面の展望がいい。布良の街中散歩もおすすめだ。

7位:虎丸山から能岳(山梨県上野原市)

上野原霊園からの絶景を!

東京近郊の中央線沿線の山といえば、扇山、百蔵山、倉岳山、石老山(一部通行止め)などが知られるが、やや高い。低山でしかも魅力的な山となると能岳とその周辺がいい。とくに虎丸山に行くルートは、虎丸山自体は展望もない山だが、上野原霊園からの眺望がいいのでおすすめ。富士山や中央線沿いの山々の眺めがとてもいい。霊園の標高は330mほど。スタート地点のバス停が270mだから、たった60m登っただけで抜群の展望が得られる。下山途中の八重山展望台からの眺めもいい。

都心からなら、JR中央線・中央本線沿いの山々が一番行きやすい。朝の天候具合を見てからでも行けるくらいの気軽さがある。本記事では、バスを利用して虎丸山から能岳へ登るコースを紹介する。

6位:金勝山(埼玉県小川町)

官ノ倉山よりもこっちがおすすめ

金勝山は同じ低山では近くの官ノ倉山のほうが有名だが、金勝山のほうが登山者は多いようだ。官ノ倉山に登るついでに来る人も多いが、官ノ倉山は岩場の山で、その先の石尊山からの下りが急坂。もちろんクサリがついているが、初心者はやや危険。ということもあり金勝山が人気なのかと思う。一帯は金勝山だけでなく、裏金勝山や前金勝山、西金勝山などの山頂がいくつもある山塊だ。低山にあるまじき山頂の多さが魅力か。山麓には茅葺き屋根が特徴の吉田家住宅に立ち寄るのもおすすめ。

5位:矢倉沢往還から弘法山(神奈川県秦野市)

江戸期の旧道も楽しみつつ

小田急線の秦野駅と鶴巻温泉駅の北側に人気の弘法山公園・吾妻山ハイキングコースがある。
鶴巻温泉駅近くには日帰り入浴ができる弘法の湯もあって登山者も多い。とくにコース上にある標高243mの権現山の展望台からの眺望は、360度の素晴らしいもの。そのコースのさらに北側には、江戸時代にできた矢倉沢往還が通り、その面影が残っている。そして往還が通っていた善波峠も当時の雰囲気を残している。歴史にも触れながら歩く味わい深いコースといえる。

4位:湘南国際村から大楠山(神奈川県横須賀市・葉山町)

三浦半島の最高峰へ

三浦半島の最高峰がこの大楠山だが、最高峰と言ってもたった242m。十分低山の条件を備えている。大楠山へ登るコースはいくつもあるが、おすすめはこの湘南国際村からのコース。国際村は巨大な研究施設や研修所がある近代的な空間だが、そこからちょっと進むと、大自然がいきなり目の前に。道以外に開発の手が伸びていない原始的な森のようにみえる。その中を抜けて行くと大楠山山頂。下山は途中から前田川の遊歩道を歩く。これがまた手つかずの渓谷のような雰囲気に満ち満ちている。

3位:五常の滝から日和田山(埼玉県日高市・毛呂山町・飯能市)

山以外のお楽しみがいっぱい

奥武蔵エリアにはおすすめの低山はいくつかあるが、五常の滝から上るこの日和田山へのコースもおすすめ。ちょっと神秘的な五常の滝もさることながら、物見山から下ってきた駒高の山村集落の佇まいがいい。休日だけ営業している茶店もなんとなくいい。日和田山から少し下ると金刀比羅神社があり、そこから曼珠沙華で知られる巾着田の眺めが絶景である。高麗川に囲まれた巾着田の中を抜けて、ゴールの宮沢湖まで行けば、温泉が待っている。

2位:渋沢丘陵から篠窪(神奈川県秦野市・大井町・松田町)

丹沢の眺望を楽しみながら歩こう

神奈川県の山では、丹沢の山塊がつとに有名だが、低山となると秦野駅の南側に横たわる渋沢丘陵が一押しの山というか、丘陵になる。この丘陵の北側に広がる表丹沢の眺望は見事なものだ。南側には、遠く駿河湾が見えるのもいい。丘陵なので、いったん上がれば、後は楽ちんの丘歩き。西の外れの頭高山に登って渋沢駅へ行くコースもあるが、頭高山手前から矢倉沢往還の道をたどり、峠の集落や篠窪の集落へ下るのもおすすめだ。篠窪集落の先に源頼朝が立ち寄って富士山を眺めた富士見塚もある。

1位:高麗山から湘南平(神奈川県大磯町・平塚市)

海も山もいい、大磯のプチ縦走!

大磯駅の真裏に迫っている丘が大磯丘陵で、その上に縦走路がある。高麗山や浅間山、そして現在は湘南平と呼ぶが、かつては泡垂山や千畳敷山などとも呼んだ台形のような平たい山頂がある。大きなアンテナが目印の山頂だ。そこからの眺望は、200mもないのに素晴らしい眺め。相模湾、三浦半島から江の島まで。眼を転じると丹沢の峰々や富士山の雄姿。さらにプチ縦走も楽しめるコース。山麓には旧東海道の松並木も残り、下山後には大磯港で獲れた海の幸も味わえる。どこからみてもトップに相応しい低山である。

大磯駅の真裏に迫る山で、上部に広い平地のような場所がある。そこが大磯丘陵の一部で、テレビ中継局のアンテナの立つ湘南平だ。大昔、泡垂山(あわたらやま)と呼ばれた地へ。
二子玉川ライズ誕生以降、ますます活気づく二子玉川。ここから始まる散歩道は、上野毛自然公園や五島美術館など、自然豊かな公園や施設をたどる。緑豊かな等々力渓谷の水辺を歩けば、ここが都内であることさえ忘れそう。自由が丘ではおしゃれな街並みを散策しよう。
いよいよゴールデンウイーク。まだまだ自粛ムードが続いておりますが、屋外なら少しは安心してお出かけできる気もします。そこで選んでみました、東京および近郊のおもしろ公園9選! 決して有名な公園ではないかもしれませんが、おかげでGWもすいていて、ゆっくり散策できるはず。いずれも散歩の達人お墨付き! 安心してお出かけください。