ぺろり

大食漢の胃袋つかむ昭和風味の一皿

外観も親しみのある雰囲気。

8人で満席のカレースタンド。「スパイスの凝ったカレーより、昭和のカレーが好きで」と店主・秋本宏介さん。店でひいたひき肉と大量のタマネギを炒め、鳥ガラスープで煮込んだカレーは、ドロリとして中毒性が高い。客の9割が男子というのも妙に納得だ。この味、懐かしいけど、なかなか出合えないんだよな。

カツカレー900円にトマトトッピング200円。皿を持つとずっしり重い。コーヒーはサービス。チーズカレー800円のファンも。
4坪の狭い店内で汗かいて食うのがうまい。

『ぺろり』店舗詳細

住所:東京都目黒区目黒3-1-2/営業時間:11:45~15:00・18:00~21:00(売り切れ次第終了)/定休日:月(木・日は昼のみ営業)/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩14分

サンライン

水を飲むのは厳禁

メニューは英国風特製カレー1500円(胚芽米ご飯付き)のみ。カレーの概念を覆すサラサラ感。

カレーの下に敷かれた“カレーの心得”には「辛さに驚くことなかれ」の文言。身構えつつ口に運んでみれば、じんわりと汗。しかし「水はいっさい出しません」。医食同源に基づき、体の温かさを維持できるようにとの配慮なのだとか。具材を煮込んで裏ごししてあるカレーは、サラサラとして「食べた後におなかがすきますよ」。またこの一皿で最適な量に調整してあるため「シェアは禁止」。旨いと辛いを繰り返す、泣かせる法則だらけの不思議な店だ。

「お水はいっさい出しません」と看板にある通り、本当に水は出されず、ペットボトル持参のお客にも店内での飲水をお断りしているという徹底ぶりだ。
「泣けるカレーの店です」と書かれたお店の紹介文。スパイスと小麦粉を3時間炒め、肉・野菜を入れて5~6時間煮込み、さらに裏ごしして……と気の遠くなるような製法が。

『サンライン』店舗詳細

住所:東京都港区高輪1-5-15/営業時間:11:30~14:00・18:00~23:00/定休日:日~水・祝/アクセス:JR・地下鉄目黒駅から東急バス「東京駅南口」行き10分の「魚籃坂下」下車5分

シリ バラジ

スパイスの輪郭際立つさらさらカレー

カジキマグロを煮込んだマドラスフィッシュカレー1500円。バスマティライス500円。

店頭には南インドの神様・シリバラジが。それを横目に、ピンク一色の店内へ。ここのカレーはインド直輸入の生のスパイスを多く使った、油控えめでさらりとした南インド流。マドラスフィッシュカレーは、ココナッツミルクの甘さの後に新鮮なチリホールの辛さやタマリンドの酸味が舌を心地よく刺激! ランチのバイキングも豪華。

『シリ バラジ』店舗詳細

住所:東京都目黒区中目黒2-7-14/営業時間:11:00~15 :00・17:00~ 23:00/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩15分

構成=柿崎真英 取材=鈴木健太、平澤清司 撮影=井原淳一、寺井広樹、松崎聖子