Japanese SAKE STAND 85

自家製発酵食でお酒をちびちびが無上の幸せ

くらかけ豆の白たまり漬450円(中央)、香り爽やかな無想厳雪100㎖ 550円など。日本酒は約1週間で入れ替え。

唎酒師で酒匠の佐藤剛さんが選ぶ日本酒は、キレのある辛口からフルーティまで4カテゴリーに分けた16種含む計約35種を用意。「有名無名問わず全国の旨いと思った地酒を置いてます」。昨春開店以来、千客万なのはお母さん担当の肴がお酒と抜群に合うから。塩麹も味噌も自家製と発酵食にこだわり、自家製甘酒を使うお母さんの煮しめ750円は米の旨味の強い七本槍純米酒500円と相性よし。

酒好きが集う立ち飲みカウンター。6席だけ椅子も用意。

『Japanese SAKE STAND 85』店舗詳細

住所:千代田区神田神保町2-28 神田製本会館ビル101 /営業時間:15:00 ~ 23:00(土は~ 21:30)/定休日:日・祝(GWは未定)/アクセス:地下鉄神保町駅から徒歩2分

兵六

一刻者だった初代の残り香もまた酒肴

中に主が座るカウンター。

創業から70数年、褐色の品書きの横に白い短冊メニューが増え、鹿児島出身の頑固だった初代から柔和な3代目の柴山真人さんに代替わりしても、店に流れる凛とした空気は変わらない。今は水やお湯も付けるが「米焼酎は冷やして氷なし、芋焼酎はお燗。基本ストレートで出すのが兵六流です」。といっても、飲み方を心得た常連たちは酩酊しすぎず、背筋がピン。「薩摩武士を思わせる、粋なお客さんが集うのが兵六だと思います」

頭上には飲み方の心得を説く兵六四戒。
上海に留学経験をもつ初代が品書きに加えた炒豆腐660円。きびなご丸干し550円、さつま無双770円など。
大提灯が目印。

『兵六』店舗詳細

住所:千代田区神田神保町1-3/営業時間:17:00~ 22:30/定休日:土・日・祝/アクセス:地下鉄神保町駅から徒歩2分

卯佐

大人なら知っておきたい小粋な店

酒がすすむ自家製からすみ1400 円。

路地裏にあってわかりにくいが、主人の優しい人柄と洗練された料理が評判で連日満席。主人・齋藤良さんは、葉山の名店「日影茶屋」で修業した後、地元の神保町に戻って店を開いた。旬の味を大切にしたいというだけあり、常時10種類ある純米、純米吟醸酒、純米大吟醸酒1杯各900円~にも季節替わりの銘柄が並ぶ。これからの季節のおすすめは、松茸土瓶蒸し1500円前後をはじめとする料理だ。酒の締めは鯛茶漬け1000円で決まり。

主人の齋藤良さんとスタッフの横手さん。
4鯛茶漬けは、最初は刺し身で、ご飯が半分ほどになったら煎茶を注いでお茶漬けで。
カウンター10席の小さな店。

『卯佐』店舗詳細

住所:千代田区神田神保町2-16-2/営業時間:18:00~22:30/定休日:土・日・祝/アクセス:地下鉄神保町駅から徒歩2分

東京アチコーコー

とろける煮込みを〝熱々〞でどうぞ

にんじんシリシリ500円、小野さんが育てた季節野菜を使った料理も。

〝アチコーコー〞とは沖縄の方言で〝熱々〞や 〝ほかほか〞を意味する。そんな店名のこちらでいただきたいのは、やはりあったかいデミグラス煮込み。国産の牛すじを2日間煮込み、トマトを加えて爽やかに仕上げた定番の人気メニューだ。「赤ワインもいいけれど泡盛の古酒もおすすめです」と女主人の小野薫さん。樫樽熟成した「暖流」と合わせると、肉の旨味と重なってより味わいが深くなる。豊潤な後引く余韻もたまらない。

牛すじのデミグラス煮込み(パン付き)1000円には暖流・熟成古酒600円をロックで。
店主の小野さん。

『東京アチコーコー』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田神保町1-38 1F/営業時間:17:00~22:30LO/定休日:日・祝/アクセス:JR・私鉄御茶ノ水駅から徒歩8分

(クレジット)
取材=鈴木健太・塙 広明・山内聖子 構成=株式会社エスティフ 撮影=本野克佳・加藤熊三・山出高士・丸毛透

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