Tiny Toria Tearoom

イギリスの家庭のお菓子でおもてなし

少し古い時代のイギリスの食器や雑貨に囲まれる。

甘酒横丁脇、かわいい鉢植えに誘われて扉を開けば、そこはまるごと英国式の田舎のティールーム! ざっくりしたスコーンなど本場の伝統菓子が目に飛び込んでくる。店主は、英国のライフスタイルに魅了され、ティールームを巡る旅を繰り返したという慶本佐知子さんだ。「こういうお店、いいな」と、老舗が多く落ち着いた人形町で開店したと言う。紅茶は、本場で愛される銘柄やさまざまな産地の茶葉を使う。紅茶とお菓子と交互に味わっていれば、そのうち時間を忘れる魔法にかかる。

開店前に焼き上げ、慶本さんは営業中は接客に専念する。
定番のスコーンセット800円、ジャムをサンドしたビクトリアスポンジケーキ450円。

『Tiny Toria Tearoom』店舗詳細

住所:東京都中央区日本橋人形町2-20-5 /営業時間:11:30~ 17:30/定休日:月・火(祝の場合は営業)
/アクセス:地下鉄日比谷線・浅草線人形町駅から徒歩2 分

おやつのこぼく

町内みんながほの字! 路地裏おやつ天国

田所さんののんびりオーラに吸い寄せられる。

ガラス戸の向こうは、生クリームとカスタード色に包まれた空間。 眺めるだけで頬が緩むおやつが迎えてくれる。「ケーキ屋さんではなく、あそこのお母さんお菓子作りが上手だね、みたいな」と、店主・田所かな子さん。手の込んだものはないと言いつつも、家で作り続けて完成の域に達したチーズケーキは、しっとり夢のように口溶ける。故郷の北海道にちなんで置く富良野のハーブティーとの相性も◎だ。「座ってゆっくりできていい」とは、毎日通うご近所の声。

ガラス戸の向こうは、生クリームとカスタード色に包まれた空間。眺めるだけで頬が緩むようなおやつが出迎えてくれる。「ケーキ屋さんではなく、あそこのお母さんお菓子作りが上手だね、みたいな」と、店主の田所かな子さん。手の込んだものはないと言いつつも、家で作り続けて完成の域に達したチーズケーキは、しっとり夢のように口溶けていく。故郷の北海道にちなんで置いている富良野のハーブティーとの相性も抜群。「座ってゆっくりできていい」とは、毎日通うご近所の声。

路地裏に柔らかく甘そうな灯りが漏れる。
チーズケーキ 300円、ふつうのプリン320円。
にぎやかなおやつ時。

『おやつのこぼく』店舗詳細

住所:東京都中央区日本橋浜町2-52-5 矢ケ崎ビル1F
/営業時間:11:00~18:00/定休日:日・月/アクセス:地下鉄新宿線浜町駅から徒歩5 分

かふぇ あっぷる

交差点近くの、甘~く優雅な特等席

旬のあまおうを使った ショートケーキとコーヒーのセット1150円。

店主の滝本さんは「初めてのお客様には特に慎重になります」と迷いつつ一客を選ぶ。カウンターに座れば、お客は並ぶコーヒーカップに見惚れるだろう。そして次は、別嬪ぞろいのケーキ選びに迷うことになる。日替わりで種類は少ないが、生クリームにホワイトチョコを入れたショートケーキなど、とっておきが揃うのだ。豆を挽く音に耳を傾け、ドリップの見事な膨らみを眺めつつ、しっとりふわっとした甘味に陶酔する。1982年の開店以来、少しずつ変わっていく人形町で、ちょっぴり贅沢な喫茶時間を刻んでいる。

通りの喧噪を遠ざけるしゃ れた二重扉が素敵。
立派な梁(はり)と、一枚板の長いカウンターが趣を醸す。

『かふぇ あっぷる』店舗詳細

住所:東京都中央区日本橋人形町3-4-13/営業時間:10:30~ 23:00(土は11:00~ 22:30)/定休日:日・祝/アクセス:地下鉄日比谷線・浅草線人形町駅から徒歩1分

三日月座

コーヒーと映画、2つの文化が交差する

試写室は月曜夜に上映。こちらは夫の寛司さんが担当。

「ある日、夫(脚本家の柏原寛司さん)が35ミリの映写機を買っちゃって」と、店主・柏原久美子さんが開店の発端を振り返る。映画館作りの構想を進める中、映画人を目指す若い人が学べる試写室と映画好きもそうでなくても集えるカフェが生まれた。「実は、暗いのが苦手」と、久美子さん。試写室の暗闇とは真逆に、カフェは自然光がゆらゆらと注ぐ。自慢はサイフォンのコーヒーで、元スタッフが営む「珈琲焙煎カネコーヒー」の豆が絶品。たっぷり2杯楽しめる。

通りを望む小さなカウンターは、おこもり感あり
今月のコーヒー600円。

『三日月座』店舗詳細

住所:中央区日本橋人形町1-15-5 柏原ビル2F/営業時間:11:30~18:00
/定休日:火・水/アクセス:地下鉄半蔵門線水天宮前駅から徒歩1分

構成=フラップネクスト 取材・文=松井一恵( teamまめ) 撮影=金井塚太郎